今日の1枚(正確には2枚) [音楽]

今日は雨が降っておりプラモデルのトップコートをかけるのはちょっとお休み。

時々お気に入りの音楽モノや映画を紹介させていただきたいと思い今日はその一回目。

いろいろ迷いましたが我が家で一時期大ブーム(?)になったこれ[バッド(下向き矢印)]

RETURN OF THE CHAMPIONS DVD024.jpg

「FreddieがいないのにQUEENを名のるなんて」

「Freddie以外のQUEENの曲なんか絶対みとめない」

そうですね、いろんな声があがりましたね。私も「QUEEN」はFreddie Mercuryを含めあの4人だからこそ「QUEEN」たと思います。

でもこれは「QUEEN+Paul Rodgers」なんです。そろそろ我々もこだわりをある程度置いておいて純粋に芸術として観ても良いのではないでしょうか。

初めて見たのは先輩の家で飲んでいる時でした。そのときは「すごいなぁ、うまいなぁ」という感じで自分も買おうっと、と思った程度でした。

しばらくしてから自分で買って改めて見たとき・・・

ショーの幕開けの"REACHING OUT"でのPaulの

「Lately I've been harad to reach  I've been too long on my own・・・」というボーカルをバックに~RETURN OF THE CHAMMPIONS~というロゴが画面に映し出された時、なぜか鳥肌がたち、自然と涙があふれてきました。Paulの声の素晴らしさなのか、QUEENが帰ってきたという思いからなのかわかりません。とにかくあっというまに引き込まれました。

そしてギターインとともにBrianが、ドラムインとともにRogerが登場したときはもう号泣です。

そのときにはRogerがスラムダンクの安西先生のようにお太りになっていたことも気付かなかったほど感情移入してしまっていました(笑)。

"’39"でのアコースティックギターの音の素晴らしさ、"HAMMER TO FALL"のBrianとPaulの引き語り風の入りからオリジナルアレンジへの見事な構成。会場でも泣いている人がちらほらいましたが、昔の映像をバックにRogerが歌った"THESE ARE THE DAYS OF MY LIFE"。ハイライトを挙げていると切りがないのですが、kekkeとセットリストを見ながら「どうするんだろうね」と半ば心配していた"BOHEMIAN RHAPSODY"。

あれ以上やりようがない!という構成、アレンジでしたね。ひとつ間違えば陳腐なフイルムコンサートになってしまうところを生演奏のメンバー(もちろんPaulも含め)がみごとにひとつの「作品」に仕上げていました。

ギターソロのパート、ドラムソロのパートも素晴らしいです。個人的には"LAST HORIZON"は大好きなんで、ミラーボールが回り曲が転調するところではまた独り泣いておりました。

全体を通してPaulが「QUEEN」に、メンバーに、観客に、そしてFreddieに最大限の敬意をはらっているのが立ち居振る舞いからあふれていてkekkeいわく「なんていい人なの[黒ハート]」。

Paul自身の実力・キャリアに文句をつける方は少ないと思いますが、微妙に一線を退いていた感もあり「そう来たか!!」という人選でしたよね。一時期はGeorge Michaelを加えていわゆる「再結成」も噂になりましたが・・・確かにFreddieの追悼コンサートでのパフォーマンスは圧巻でしたが。

とにかく観て「ありがとう」と言いたくなる一枚です。

そして言及しなくてはいけないのがこのディスクの「音の良さ」です。

これぞDTS 96/24って感じ。システム環境がそろっている方にはぜひ味わってほしいです。とにかく「QUEEN」名義ででるものは本当に音が良いですよね。だいぶ前にでたPV集もDTS 96/24収録でしたがこれも素晴らしい音を聴かせてくれます。

「QUEEN+Paul Rodgers」に話はもどりますが、昨年出たオリジナルアルバム

COSMOS ROCKS .jpg

「The Cosmos Rocks」 これまた素晴らしかったですの。

とにかく音が良いのなんのって・・・このCD買ってからは、オーディオのセッティングを変えた時などに必ずかけるチェックディスクの役割を我が家では担ってます。

冒頭のSE風のギターにのって

「What places is this,mmh?   Let there be rock'n roll・・・」という不気味な声。

そしてギターのカッティング、リフ、ドラムイン。「かっちょええ!!」と鳥肌たつこと間違いなしです。中間部で一緒に「コスモス ロック!!」って叫びますよ(笑)

それでもって「うちのシステムってこんな音良かったっけ?」となること請け合いです。

PaulとBrian・Rogerで新曲を作ったらどうなるのかな、って思っていた方は私も含め世界中にたくさんいたと思いますが、個人的には想像とは大部方向性が違っていました。もっと冒頭の不気味な声さんの言うようにRockしてくれるかなと思いましたが、「QUEEN+Paul Rodgers」としてはこれもありなのかなと。

ファーストシングルの"C-leberity"とかRockしてる曲ももちろんいいんですけどミドルテンポやバラードの曲も聴けば聴くほど味が出る感じです。曲はバラエティーに富んでいてレビューによっては「散漫」だという声もありますあ、アルバム通して聴くとこういう「アルバム」なんだなぁ、と私なんか思っちゃいますけど。BrianのギターのトーンとRogerの独特のドラミングがしばしば「あぁ、QUEENだ」と感じさせます。"Still Burning"のギターソロのあとのパートなんか明らかに"We Will Rock You"へのオマージュですよねぇ。

最後の"small reprise"を聞いてQUEENの"It's a beautiful Day"のrepriseを思い出した方もいたのでは?かくなる私もそのひとりで聞きながらホロリ・・・。

せんえつながら簡単レビューさせていただきますと(五つ☆が満点の5点、黒い星は0.5点)

楽曲 ☆☆☆☆  アルバム全体の流れ ☆☆☆☆★  演奏 ☆☆☆☆☆

歌唱 ☆☆☆☆☆  録音・プロデュース  ☆☆☆☆☆ 

どうかもし「QUEEN+Paul Rodgers」を食わず嫌いしている方がいらしたらぜひ食べてみて。

個人的にはぜひライナーなども読んでいただきたいのでお高くても日本版をお勧めします。

ちなみにDVDは日本公演の様子をパーケージにしたものもでていますが、観客の盛り上がりがいま一つ(FreeやBad Coampanyがあまりポピュラーじゃないせいでしょうか)なのと多くの方が期待した"Born To Love You"がなんとアコースティックバージョンなので・・・あまりお勧めできません。

が、わたしは持っています[わーい(嬉しい顔)]


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